【通学定期券】購入時の注意点とポイント

鉄道

学生の通学用定期券は、通勤定期券に比べて割引率が高く、安く購入できます。その分、購入に際しての注意点とポイントがあるので、実体験をもとにまとめておきます。4月や10月に通学定期券を購入する時の参考にしてください。

通学定期券とは

学校が指定する通学区間を利用するための鉄道・バス定期券です。購入には、学校発行の学生証または、証明書が必要で、そこに記載されている区間しか、購入できません。

交通事業者によって、いろいろですが、小中高・大学で値段が違う場合もあります。また、複数の交通事業者を利用する場合も、1枚のICカード、磁気定期券で購入することができます(一部、購入できない経路、パターンがあります)。定期券の期間は、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月が一般的ですが、12ヶ月購入できる場合もあるようです。

4月の購入

年度初めの初回購入時には、学生証または通学証明書の提示が必要です。

10月の購入(継続購入)

年度の2回目以降の購入であれば、学生証または通学証明書の提示は不要で、自動券売機でも自分で購入可能になります。

年度をまたいで購入する場合

通学定期券は、基本的にはその年度に利用する定期券を購入することができます。つまり、年度を超えて購入することは、原則的にできません。しかし、定期券の使用期限が4月30日を超えない場合は、購入が認められています。

注意しないといけないのは、以下のようなパターンです。

使用開始日が3月31日で1ヶ月の通学定期券は購入できません。

使用開始日が3月30日で3ヶ月、6ヶ月の通学定期券は購入できません。

6ヶ月定期券が9月または10月に継続購入できないパターンがあります

以下の図を見てください。

① 購入日:3月30日、使用開始日:3月31日、期間:6ヶ月(9月30日まで有効)

② 購入日:4月1日、使用開始日:4月1日、期間:6ヶ月(9月30日まで有効)

③ 購入日:10月1日、使用開始日:10月1日、期間:6ヶ月

このパターンが要注意です!

継続する元の通学定期券を購入した日が関係します。

前回の購入日:3月31日 → 前回の購入日が前年度であるため、10月の購入が今年度1回目の購入になります。つまり、証明書の提示が必要となり、自動券売機では購入できません。窓口に行って、駅係員さんから購入してください。

前回の購入日:4月1日 → 今年度内の2回目の購入となるため、証明書の提示は不要です。つまり、自動券売機で通学定期券を購入することができます。

④ 購入日:3月30日、使用開始日:3月30日、期間:1ヶ月

このパターンは、証明書無しで購入できます。しかし、4月30日を超えての購入ができないため、3ヶ月と6ヶ月の通学定期券は購入できません。

まとめ

通学定期券は、年度内に必ず1回は学生証または通学証明書の提示が必要です。新年度4月1日からの通学定期券が必要な場合もあるでしょうが、購入日が3月31日だと、次回の継続購入時に、証明書の提示が必要となります。

購入した通学定期券に購入日も印刷されているので、継続購入する前に確認してみるといいでしょう!

そもそも、入学したら卒業までは、基本的に通学するので、証明書の確認は簡単にはならないものなのでしょうか?売る側も、買う側もハッピーになる方法があればいいんですけどね。

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